アニメ「烏は主を選ばない」は、阿部智里の小説「烏に単は似合わない」と「烏は主を選ばない」を原作としています。原作小説とアニメでは、いくつかの違いがあります。
1. ストーリー構成(アニメ13話まで)
アニメでは、原作小説「烏に単は似合わない」と「烏は主を選ばない」のストーリーを混ぜ合わせて構成されています。原作小説では2つの物語は独立していますが、アニメでは時系列を入れ替えたり、エピソードを組み合わせたりして、一つの物語として描かれています。
14話以降はどうなるのかは、まだわかりませんが、小説の3冊目「黄金の烏」、4冊目「空棺の烏」は各物語が単独で話が進むんじゃないかと思います。(予想ですが…。)
今回のアニメでどこまで放送するのかがわかりませんが、小説の5冊目「玉依姫」と「弥栄の烏」は、時系列を入れ替えて一つの物語として描かれそうですね。
2. 登場人物
アニメでは、原作小説に登場する主要人物は全て登場します。また、アニメでは原作小説よりもキャラクターの性格や役割が簡略化されている部分があります。
3. 設定
アニメでは、原作小説の世界観や設定を基本的に踏襲していますが、一部省略や変更されている部分があります。例えば、原作小説では詳細に描かれている政治制度や宗教体系などは、アニメでは簡略化されています。
また、キャラの性格や役割がアニメの方が誇張されていると感じる部分がありました。
嫌な奴は、より嫌な性格に感じます。
4. 描写
アニメでは、原作小説の心理描写や情景描写の一部が省略されています。また、原作小説では暴力的な描写がありますが、アニメでは表現を穏やかにするために変更されています。
その他の違い
アニメでは、原作小説にはないオリジナルエピソードが追加されています。
小説6巻までにはないシーンがアニメにはありました。
アニメでは、原作小説よりもコミカルな描写や恋愛要素が強調されています。
アニメでは、声優による演技や音楽、音響効果などが加えられています。
まとめ
アニメ「烏は主を選ばない」は、原作小説「烏に単は似合わない」と「烏は主を選ばない」を原作とした作品ですが、ストーリー構成、キャラクター、設定、描写、など様々な点で違いがあります。原作小説とアニメはそれぞれ異なる魅力を持っているため、両方を楽しむことをおすすめします。
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